| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 阿部 康人 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | アニメ音楽におけるアーティスト選定プロセスの分析 | ||||
| 内容 | 本研究は、アニメ音楽におけるアーティスト選定プロセスを明らかにすることを目的とし、業界構造と現場プロデューサーへのインタビューを通じて分析した。先行研究より、日本のアニメ産業は製作委員会方式を中心とする分業的構造を持ち、音楽も商業戦略と密接に結びついていることが示された。インタビューの結果、選定基準は①作品との音楽的適合性、②コミュニケーション能力や納期遵守などの職業的信頼性、③経歴や認知度の三点に整理できることが判明した。劇伴では実績ある中堅以上の作曲家が重視され、主題歌では作品との親和性に加え、ファン基盤やレーベル戦略が大きく影響する。また決定権は監督主導型、製作委員会主導型、レーベル主導型など作品ごとに異なり、複数の利害と交渉の中で最終決定がなされる。以上より、アーティスト選定は創造性のみならず、産業構造と商業合理性に規定された総合的判断の産物であることが明らかとなった。 |
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| 講評 | メディア産業のなかでもアニメ音楽産業の実態の一端を調査した作品です。自身の体験から生まれた問題意識に立脚し、これまで開拓してきたネットワークを活かしながら、さまざまな分野の方々から丁寧に聞き取り調査を行なった点を評価します。一方、先行研究との関連性を意識しながらリサーチクエスチョンを構築することができればさらに画期的な論文になったのではないかと思います。仕事と学業という二足の草鞋を履きながら、二つの異なる領域で最後まで諦めることなく頑張りました。学生時代の努力の結晶である本作を評価します。 |
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| キーワード1 | アニメ音楽 |
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| キーワード2 | アーティスト選定プロセス |
| キーワード3 | 製作委員会方式 |
| キーワード4 | 商業戦略 |
| キーワード5 | 作品適合性 |