| 学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 親が高等教育進学に与える影響 ―経済的要因・文化的要因・意識に焦点を当てて― | ||||
| 内容 | 修学と進学の狭間に位置する高等教育進学には、保護者、すなわち「親」の影響も関与してくる。教育学界でも世間一般でも、親の属性が子どもの人生選択に与える影響に注目したイデオロギーが普及している。国の政策では奨学金制度に表されるように、経済的要因への関心が強いが、文化的要因や親の意識も同等に一考の価値がある。 本稿では「親の影響」を、親の経済的要因/文化的要因/意識に区分し、それらが子どもの高等教育進学に与えた影響を調査分析する。現代日本では18歳人口が減少の一途をたどる中、高等教育進学率は過去最高となった。こうした「親の影響」という観点のもと、親の経済的要因/文化的要因/意識と形態立てて調査分析を行うことは、高等教育進学のさらなる普及・質の向上のために意義深いものである。 |
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| 講評 | 本年度は、20000字の卒業論文を選択した学生は11名、留学により10000字の卒業研究を選択した学生は1人であり、全員が無事に期日通りに提出した。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。学生達は、量的調査と質的調査の二つの方法すなわち、アンケート調査とインタビュー調査のどちらかを選択して、卒論を書き上げた。また、既存のコマーシャルの録画メディアを収集して、その内容を分析した学生もいた。卒業研究は10000字という制限もあることから、基本的にデータを収集しない文献研究にもとづいておこなうことになった。量的調査も質的調査もいきなりこうした方法の経験がなければ簡単ではない。そのために、3年次においてプロジェクトという形で、量的調査あるいは質的調査を経験し、それをまとめて、グループによる論文としてまとめることを卒論の事前学習として3年次におこなった。そして、そうした経験をベースに4年次では、独自のテーマを設定し、個別指導と、教室での段階的な発表を行い、調査を実施し、まとめていくというプロセスを取ることになる。テーマは、高等教育、ジェンダー、留学生というように、指導教員の専門分野に関連した内容が多く、今年は指導もスムーズにできたと思う。量的調査においては、今年の学生はSNSを活用して、アンケート調査回答者を幅広く集めた学生が多かった。また、自分の出身高校への丁寧な説明を行い、高校生を対象にしたアンケート調査も行った学生もいた。こうしたことは社会人になって仕事を行う場合にも不可欠な要素であり、良い経験になったと思われる。質問項目の作成においても、量的調査だけでなく、インタビュー調査の両方が先行研究を参考にしながら、自分なりの質問項目を作成したことを評価したい。かつては、紙による質問票であったのだが、オンライン調査もこれからの選択肢になることを証明できたと思う。計画を立てながら、早期からテーマに取り組み、個別指導を有効に利用して全員が複数回の卒論の修正を行うというプロセスを通じて提出に至り、2年前から復活した合宿を通じて、より深い卒論の洞察ができたのではないかと思われる。量的調査を選択した学生においては、分析方法などについて、難しいながらも、先行研究を参考にしながら、自分のものにしていき、良い分析へとつながったと思う。インタビュー調査を選択した学生や既存の文献やメディアの内容を分析した学生も、先行研究をしっかりと読むことによって、良いRQを立て、分析へとつながったと評価したい。いずれの、論文も論理的に矛盾はなく、掘り下げもしっかりとできており、オリジナルな視点を提示していたといえるだろう。 |
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| キーワード1 | 高等教育進学 |
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| キーワード2 | 経済資本 |
| キーワード3 | 文化資本 |
| キーワード4 | 学歴 |
| キーワード5 | 奨学金 |