| 学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 高大接続における学部・学科ゼミ導入の意義と課題―高校生の進路選択支援を通じた大学生活の充実に向けて― | ||||
| 内容 | 本研究は、高校と大学の学びを接続し、生徒の主体的な進路選択を促すことを目的とし て母校で実施されている「学部・学科ゼミ」の教育的効果を検証するものである。日本の高 大接続改革では、知識偏重型の進路選択から脱却し、大学での学びを理解した上で意思決定 を行うことが求められている。しかし、多くの高校生は学問内容や将来との関連を十分に把 握しないまま進路を決定し、入学後にミスマッチや学習意欲の低下を経験している。本研究 では、現役高校生102名と大学生・社会人117名へのアンケート、教員へのインタビューを 通して分析を行った。その結果、学部・学科ゼミは学問理解や興味関心の深化、進路選択に おける自己決定感の向上に一定の効果を持つことが確認された。一方で、講座数や情報提供 の不足、講師間の質の差といった課題も明らかとなった。本研究は、高大接続プログラムが 進路指導を学問的探究支援へと発展させる可能性を示している。 |
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| 講評 | 本年度は、20000字の卒業論文を選択した学生は11名、留学により10000字の卒業研究を選択した学生は1人であり、全員が無事に期日通りに提出した。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。学生達は、量的調査と質的調査の二つの方法すなわち、アンケート調査とインタビュー調査のどちらかを選択して、卒論を書き上げた。また、既存のコマーシャルの録画メディアを収集して、その内容を分析した学生もいた。卒業研究は10000字という制限もあることから、基本的にデータを収集しない文献研究にもとづいておこなうことになった。量的調査も質的調査もいきなりこうした方法の経験がなければ簡単ではない。そのために、3年次においてプロジェクトという形で、量的調査あるいは質的調査を経験し、それをまとめて、グループによる論文としてまとめることを卒論の事前学習として3年次におこなった。そして、そうした経験をベースに4年次では、独自のテーマを設定し、個別指導と、教室での段階的な発表を行い、調査を実施し、まとめていくというプロセスを取ることになる。テーマは、高等教育、ジェンダー、留学生というように、指導教員の専門分野に関連した内容が多く、今年は指導もスムーズにできたと思う。量的調査においては、今年の学生はSNSを活用して、アンケート調査回答者を幅広く集めた学生が多かった。また、自分の出身高校への丁寧な説明を行い、高校生を対象にしたアンケート調査も行った学生もいた。こうしたことは社会人になって仕事を行う場合にも不可欠な要素であり、良い経験になったと思われる。質問項目の作成においても、量的調査だけでなく、インタビュー調査の両方が先行研究を参考にしながら、自分なりの質問項目を作成したことを評価したい。かつては、紙による質問票であったのだが、オンライン調査もこれからの選択肢になることを証明できたと思う。計画を立てながら、早期からテーマに取り組み、個別指導を有効に利用して全員が複数回の卒論の修正を行うというプロセスを通じて提出に至り、2年前から復活した合宿を通じて、より深い卒論の洞察ができたのではないかと思われる。量的調査を選択した学生においては、分析方法などについて、難しいながらも、先行研究を参考にしながら、自分のものにしていき、良い分析へとつながったと思う。インタビュー調査を選択した学生や既存の文献やメディアの内容を分析した学生も、先行研究をしっかりと読むことによって、良いRQを立て、分析へとつながったと評価したい。いずれの、論文も論理的に矛盾はなく、掘り下げもしっかりとできており、オリジナルな視点を提示していたといえるだろう。 |
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| キーワード1 | 高大接続 |
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| キーワード2 | 進路選択 |
| キーワード3 | 学部・学科ゼミ |
| キーワード4 | 意思決定プロセス |
| キーワード5 | 進路意識 |