| 学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 吉田 亮 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 現代アメリカ社会における戦争やトラウマの表象に対する認識の変化 ―2023年公開の「ゴジラ-1.0」を事例として― | ||||
| 内容 | 本論文は、2023年公開の日本映画『ゴジラ-1.0』がアメリカで高く評価された背景を手掛かりに、現代アメリカ社会における戦争と心の傷への理解がどのように変化しているかを検討したものである。まず、PTSDは退役軍人研究や映画表現を通して社会全体の課題として認知され、社会に戦争の恐怖を伝える基盤ともなってきたことを明らかにした。次に、ゴジラ作品の歴史を整理し、日本で戦争記憶を喚起する象徴として成立したゴジラが、アメリカでは様々な影響からその意味を変え、過去の記憶の象徴からアメリカオリジナルの存在に翻訳された点を示した。最後に『ゴジラ-1.0』の批評家レビューを分析した結果、多くの鑑賞者が怪獣描写よりも主人公敷島の罪責感や再生過程に注目し、戦争の痛みを個人の体験として捉える視線が共有されていることが確認された。以上より、本作の受容には、ゴジラという存在を下地にアメリカ社会における戦争理解の変化が作用している可能性が示唆された。 |
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| 講評 | 「現代アメリカ社会における戦争やトラウ マの表象に対する認識の変化 ―2023年公開 の『ゴジラ-1.0』を事例として―」(本論文)は、『ゴジラ-1.0』(2023)を事例に、アメリカ社会におけるPTSD理解の浸透が作品受容に与えた影響を考察した。日本のゴジラ映画がアメリカ社会の戦争・トラウマ理解と接続し、どのように再解釈され機能したのかを明らかにした点は高く評価できる。 |
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| キーワード1 | アメリカ |
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| キーワード2 | PTSD |
| キーワード3 | 映画 |
| キーワード4 | ゴジラシリ ーズ |
| キーワード5 | 戦争 |