| 学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 吉田 亮 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 新渡戸稲造『武士道』とドラマ『SHOGUN』にみる文化翻訳の考察ー侍像の差異とその要因についてー | ||||
| 内容 | 本稿では、新渡戸稲造の『武士道』とテレビドラマ『SHOGUN』で描かれる侍像を比較し、現れた類似点と相違点を整理したうえで、差異が生じた要因を文化翻訳の視点から考察することを目的とする。第一章では新渡戸による『武士道』の執筆意図から始まり、概要と徳目の整理を行った。第二章では、『SHOGUN』の具体的な場面分析について記述した。「忠義」「義」「仁」などの徳目が『武士道』と一致する一方で、登場人物や政治的な状況によって侍像は異なる意味を帯び、一貫した倫理、行動の規範として描かれていない点を明らかにした。第三章では、サイードの「オリエンタリズム」やバーバの「第三空間」を参照し、両作品の差異が、語る主体や表象条件の違い、翻訳と再翻訳の連鎖によって生じたものであることを示した。以上、『SHOGUN』における侍像は異文化環境において再構成された表象であり、侍像は翻訳を通じて変容し続ける概念であることを提示した。 |
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| 講評 | 「新渡戸稲造『武士道』とドラマ『SHŌG UN』にみる文化翻訳の考察」(本論文) は、これまで十分に研究されてこなかった 『武士道』(新渡戸稲造)とテレビドラマ 『SHOGUN』に描かれる侍像を比較し、 文化翻訳の観点からその差異の要因を 検討した。メディアが異文化理解の形成 に及ぼす影響を明らかにし、日本文化が 翻訳を通じて変容する過程を解明した点 は高く評価できる。 |
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| キーワード1 | 武士道 |
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| キーワード2 | 文化翻訳 |
| キーワード3 | 徳目 |
| キーワード4 | オリエンタリズム |
| キーワード5 | 第三空間 |