卒業論文詳細

学科社会学科 ゼミ教員名山本 圭三・武田 祐佳 年度2025年度
タイトルトランスジェンダーをめぐる社会的受容の構造 ―共生の条件を探るー
内容 本研究は、トランスジェンダーに対する若者の理解や許容度がどのような要因によって形成されているのかを明らかにすることを目的とする。具体的には、トランスジェンダーの受容の程度を「理念的許容度」と「現実的許容度」に分け、それぞれに影響を与えるSNS利用やLGBTQ教育、当事者との接触経験、価値観などの要因について検討した。
分析の結果、⑴理念的許容度については、LGBTQに対する関心の高さが関係していた。しかしLGBTQでの関心の高さが必ずしもトランスジェンダーを現実的な場面において許容できるわけではないことが明らかとなった。⑵現実的許容度については、SNSの利用形態や接触する情報の質が大きく影響していることが示された。特にXにおいて、賛否が分かれる議論や多様な意見が混在する情報に触れることで、トランスジェンダーをめぐる具体的な状況を想定した理解が促され、現実的な場面においての許容度が高まる傾向が見られた。
講評 質問紙調査をもとに、トランスジェンダーに対する若者の受容の構造を明らかにしようとしている。理念的許容度と現実的許容度(トランスジェンダーが身近な存在であった場合の許容度)との間に相関がみられないという結果は興味深い。引用の際、文章をそのまま示すケースがしばしばみられたので、自分のことばで整理をするとさらに良いものになるだろう。
キーワード1 トランスジェンダー
キーワード2 許容度
キーワード3 社会的距離
キーワード4
キーワード5