卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名阿形 健司 年度2024年度
タイトル塾講師アルバイトの労働環境
内容  大学生のアルバイトとして塾講師のアルバイトは現代の日本では定番といえるだろう。時給が高く、仕事にやりがいがあることが人気の理由なのだろう。しかし同時に、仕事がきついというイメージや時間外労働が多いというイメージを持つ学生も多い。そこで、塾講師アルバイトとして働くことを選ぶ学生は自身の気持ちとどのように折り合いをつけて仕事に向き合っているのか、という問いに基づいて、塾講師アルバイトとして働く大学生に聞き取り調査を行うことで労働の現状を明らかにした。講師は、自身の業務に対して各々の特別な思いを持って臨んでおり、時間外の作業や労働もあるが、担当生徒の成長のためにそうした部分は割り切って、自身の授業の質の高さを保っていることが分かった。しかしながら、時間外労働については給料が出てほしいと感じている部分もあり、きっぱり割り切れているとは言えないということも分かった。こうした労働の現状を経営層が精緻に把握し、教室社員・塾講師アルバイトの二者が必要と考える労働時間を擦り合わせて、実際の労働時間を策定できる制度を確立する必要があると私は考察した。
講評  個別指導塾の大学生アルバイト講師は、授業準備にかかる正当な報酬を得ていないのではないかという問題提起をした論文である。大雑把な計算ではあるが、授業準備を含めた実質賃金の推定を行っているところに独自性がある。無限定性を特徴とする教育労働に対して、労使双方が納得できる報酬体制を構築することは解決の難しい課題であろう。
キーワード1 塾講師
キーワード2 時間外労働
キーワード3 学生アルバイト
キーワード4
キーワード5