卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名阿形 健司 年度2024年度
タイトル人々の匂いの受け止め方の変化と香水市場の展望
内容  嗅覚は五感の中で唯一、嗅細胞、嗅球を介して、本能的な行動や喜怒哀楽などの感情を司る大脳辺縁系に直接つながっているため、より情動と関連づけやすいといわれている。筆者はこれにより、匂いが人間に及ぼす効果は大きく、様々な場面で匂いがプラスの促進効果を与えることができると考えた。文献調査の結果、香りを用いてパフォーマンス向上や睡眠の質の上昇などに効果を及ぼしていることが分かった。また、昨今では香水の使われ方に変化が生じている。体臭を消すこと以外に、個性を表し、ファッションの一つとして使用されていることが分かった。このような香水の使われ方や香水市場の変化は、SNSの普及によってインフルエンサーが愛用する香水を知ることができ、関心につながることが要因の一つとして挙げられる。このような香水市場の変化をもとに、香水を創る企業側は、どういったコンセプトを持っているのか関心を抱いた。2つの香水市場に焦点を当てて調べると、「クリエイティブさ」を重視している企業、「香水を知ってもらう、楽しんでもらう」ことに重きを置いている企業とでコンセプトは大きく異なった。クリエイティブさは、ファッションの一つのとして香水を楽しむようになった昨今のニーズにかなっている。また、香水を知ってもらうことは、香水が完全に習慣化されていない日本人にとって興味を持ってもらうきっかけとなる。今後、香水市場が成長していく中で、どのような変化が生まれていくのか楽しみだ。
講評  「匂い」のもたらす生理学的効果と社会的効果を整理した論文である。従来は、西洋と日本とでは匂いに対する受け止め方が異なっていたが、近年日本でも匂いをよきものとして捉え、香水を楽しむ傾向が強まったという。着眼点が独創的で興味深い論稿だが、論点を絞って展開するとより説得力のある論文となっただろう。
キーワード1 匂いが与える効果
キーワード2 香水市場の変化
キーワード3 香水市場の目的
キーワード4
キーワード5