卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名阿形 健司 年度2024年度
タイトル「選択的夫婦別氏制度」の導入は推進すべきか
内容  本論文は、選択的夫婦別氏制度の導入を推進すべきかどうかを検討するものである。日本では現在、法律に基づき夫婦同氏制が採用されているが、女性の社会進出が進む中で改姓に伴うアイデンティティの喪失や面倒な名義変更の手続きが問題視されている。検討のため、名字に関する歴史やこれまでに行われてきた議論、提言などを整理し、現状の課題を明らかにしていった結果、整理した議論を踏まえて筆者は選択的夫婦別氏制度の導入を推進すべきであるとの結論に至った。しかし、制度導入へ向けての議論は一向に進まないままである。議論を進めるためには、法制審議会での再検討や教育を通じた意識啓発、当事者の声を可視化していくことが重要であると提言した。選択的夫婦別氏制度の導入は、男女関係なく、名字に関するアイデンティティの多様性や個人の尊厳が守られることにつながるだろう。様々な意見があるが、制度の導入に向けて現実的な議論が積極的に行われていくべきである。
講評  現在まさに政治的課題となっているテーマに取り組んだ論文である。名字の起源から説き起こした上で「選択的夫婦別氏制度」導入についての賛否両論を整理し、導入の合理性を指摘している。導入反対派の論理が非合理的なことは明らかであるが、非合理なことがまかり通る背景まで考察できるとなおよかっただろう。
キーワード1 選択的夫婦別氏制度
キーワード2 夫婦同氏制
キーワード3 アイデンティティ
キーワード4
キーワード5