学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 不登校生徒にとってのフリースクール |
内容 | 本論文では、不登校について理解を深め、それに対する教育のあり方を、フリースクールを中心として検証することを目的とする。前半1章では主に不登校を取り上げ、後半2章・3章では主にフリースクールについて取り上げる構成である。 まず1章では、不登校の実情について文部科学省の統計を用いながら、1節でその人数の変遷を、2節で不登校になる原因を、3節では不登校に対するわが国の政策について論じていく。続いて2章では、フリースクールがどういった教育活動をしているかについて論じていく。1節では歴史的変遷を、2節ではフリースクールで行われている実際の活動を、3節では実際にフリークールに通う生徒の進路について述べることとする。最後に3章では、フリースクールの今後のあり方について論じていく。1節ではフリースクールが抱える問題と課題を指摘し、2節ではフリースクールの公教育化について考察していきたい。 |
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講評 | ロバート・オーエンの教育観、ヴィアトリクス・ポターの作品をテーマとした論文は、19世紀イギリスの社会と文化を背景に、二人がそれぞれの生涯をかけて人間形成論と絵本の世界を築いていった過程を学ばせてくれる。スペインの少子化問題、ドイツの環境教育、オーストラリアの第二言語教育を扱った論文は、各国の歴史や文化に関連付けて問題を理解させてくれると同時に、今後の日本社会の在り方と私たちの暮らし方についても考えさせてくれる内容であった。日本でも実践可能な教育方法を探ることを目的に、フィンランドの国語と理科教育、イギリスの中等教育をテーマにした論文と、現代日本のフリースクールを扱った論文は、初等・中等段階の学校教育を対象とする考察であったが、私には高等教育(大学)での指導を再考する材料も与えてくれた。以上の通り、今年度も、一人ひとりの自由なテーマ設定を出発点にしたユニークな卒論が揃ったことを私は喜びたい。 |
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キーワード1 | 不登校 |
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キーワード2 | フリースクール |
キーワード3 | 教育活動 |
キーワード4 | |
キーワード5 |