学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | スペインにみる少子化問題 ―EU諸国との比較から― |
内容 | 本研究は、少子化の問題をヨーロッパの中でもスペインを中心に考えている。なぜスペインで少子化が進んだのか、その現状はどうなっているのか、そしてどんな対策をとっているのかという問題を、EU諸国との比較を通してその傾向などを踏まえながら考察している。1章では、スペインという国を風土、国民性、歴史という側面から述べ、スペインについてのイメージを持ってもらう。2章では、スペインにおける少子化問題を、その現状となぜ少子化に陥ったのかという原因を、社会的要因と経済的要因の2つの要因を中心に探っている。3章では、スペインの少子化対策を、同国が所属するEUという地域の国々の少子化対策と比較して、そのあり方を考察している。そしておわりに、本研究からわかった今後の少子化対策の展望を述べ、本研究の締めくくりとしている。 |
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講評 | ロバート・オーエンの教育観、ヴィアトリクス・ポターの作品をテーマとした論文は、19世紀イギリスの社会と文化を背景に、二人がそれぞれの生涯をかけて人間形成論と絵本の世界を築いていった過程を学ばせてくれる。スペインの少子化問題、ドイツの環境教育、オーストラリアの第二言語教育を扱った論文は、各国の歴史や文化に関連付けて問題を理解させてくれると同時に、今後の日本社会の在り方と私たちの暮らし方についても考えさせてくれる内容であった。日本でも実践可能な教育方法を探ることを目的に、フィンランドの国語と理科教育、イギリスの中等教育をテーマにした論文と、現代日本のフリースクールを扱った論文は、初等・中等段階の学校教育を対象とする考察であったが、私には高等教育(大学)での指導を再考する材料も与えてくれた。以上の通り、今年度も、一人ひとりの自由なテーマ設定を出発点にしたユニークな卒論が揃ったことを私は喜びたい。 |
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キーワード1 | スペイン |
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キーワード2 | 少子化 |
キーワード3 | EU |
キーワード4 | 対策 |
キーワード5 |