学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | ドイツの環境教育 ―フライブルク市のエコステーションを事例として― |
内容 | 本論文では、環境先進国といわれているドイツの中でも「環境首都」に選ばれたフライブルク市にあるエコステーションの取り組みに注目する。そしてその実践内容と環境教育の目標を明らかにしながら、社会と教育の繋がりも含めて、日本でどのように生かせるのかを考える。ドイツの環境教育では、生活に直結し、すぐに実践できる知識の提供を行っている。そしてそのような活動を通じて、環境負荷の少ない生活の実践と、自然とのふれあいで生まれる肯定的な生き方などの人間形成を目指している。このことから私は、日本でも環境教育のはっきりとした目標と、実生活に繋がる実践が必要だと考える。 ドイツの環境教育の背景にある、〈社会の課題を見つけ、それを解決するために政策や教育の制度を作り、実際に取り組み、さらに環境保護意識を高める〉、という一連のサイクルを参考にしていくことが、日本の環境教育の新たな一歩になると私は考える。 |
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講評 | ロバート・オーエンの教育観、ヴィアトリクス・ポターの作品をテーマとした論文は、19世紀イギリスの社会と文化を背景に、二人がそれぞれの生涯をかけて人間形成論と絵本の世界を築いていった過程を学ばせてくれる。スペインの少子化問題、ドイツの環境教育、オーストラリアの第二言語教育を扱った論文は、各国の歴史や文化に関連付けて問題を理解させてくれると同時に、今後の日本社会の在り方と私たちの暮らし方についても考えさせてくれる内容であった。日本でも実践可能な教育方法を探ることを目的に、フィンランドの国語と理科教育、イギリスの中等教育をテーマにした論文と、現代日本のフリースクールを扱った論文は、初等・中等段階の学校教育を対象とする考察であったが、私には高等教育(大学)での指導を再考する材料も与えてくれた。以上の通り、今年度も、一人ひとりの自由なテーマ設定を出発点にしたユニークな卒論が揃ったことを私は喜びたい。 |
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キーワード1 | ドイツ |
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キーワード2 | フライブルク市 |
キーワード3 | 環境教育 |
キーワード4 | エコステーション |
キーワード5 | 実践 |