卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名吉田 亮 年度2022年度
タイトル19世紀末~20世紀初頭アメリカにおけるプロテスタントと優生学の関係性~First National Conference on Race Bettermentを事例に~
内容 本稿は、19世紀末から20世紀初頭のアメリカにおけるプロテスタントと優生学者の関係性について研究を行った。1914年1月に行われた第一回人種改善全国会議を事例に取り上げ、プロテスタントと優生学者の関係性、プロテスタントが取り入れた優生学の内容について論じる。
これまでの研究では、プロテスタント、優生学それぞれについての研究、またプロテスタントと優生学に関連があっても詳しく論じられている研究が不足していた。
そこで本稿では20世紀のプロテスタントと優生学の関係性について考察した。第一章ではアメリカにおけるプロテスタントと優生学それぞれの歴史について説明している。第二章では19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカでのプロテスタントと優生学の交わりについて論じる。第三章では第一回人種改善全国会議での発言から、プロテスタントが取り入れた優生学、そしてプロテスタントと優生学の関係性について分析する。
講評 19世紀末から20世紀初頭期のアメリカにおける優生学者とプロテスタントの関係の有りようについての考察である。
特に1914年開催の第1回人種改善全国会議議事録を詳細に分析し、両者の有機的関係の実態を明らかにしたところは有意義である。
キーワード1 プロテスタント
キーワード2 優生学
キーワード3 アメリカ
キーワード4 人種
キーワード5 社会改良