学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 金子 邦秀 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | いじめの深刻化を防ぐために |
内容 | いじめ問題は児童生徒の「死」という深刻な事態へとつながるおそれのある重大な問題である。鹿川君事件と大河内君事件という被害者の「死」につながった二つの事例から、教師の早期対応の遅れ、学校側がいじめに対する具体的な対応策をもっていなかったことが指摘できる。また、いじめは積極的にいじめを見つける努力をしている学校ほど認知件数が多くなる。前年度よりもいじめの認知件数が減っているからといって、いじめの件数が実際に減っているとは言い切れないのである。だからこそ学校は、いじめの認知件数にとらわれることなく、いじめはどこにでも起こりうるという認識のもとで、「いじめ」を直視していかなければならない。そしていじめを認知したとき、加害者の強制転校や出席停止などの具体的な対応策を用いて加害者と被害者を引き離し、まず何よりも被害者を保護し、いじめの深刻化を食い止めることが重要なのではないだろうか。 |
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講評 | 今年の卒論は、全体として、特に優秀でもなく、とくに不可ということもないものが目立った。というのは、それぞれある程度の努力をして、一通りのことは、調べたりしたものの、その地点から一歩前進して、オリジナルな資料に当たったり、実際に体をうごかして調べ照りする面において積極性が不足した。進学しても,就職しても、今後,仕事の中で文章を作成する場面が多々あると思う。自らの考えや主張をきちんと述べるためにも,裏付けとなる根拠を必ず見つけておくよう心がけて欲しい。独創性も結局は日頃からどれだけ幅広い問題意識を持って、世の中を見て行くか、情報に接するかにかかってくる。今後に期待するのみである。 |
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キーワード1 | いじめ |
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キーワード2 | 強制転校 |
キーワード3 | 出席停止 |
キーワード4 | 鹿川君事件 |
キーワード5 | 大河内君事件 |