学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 国立大学の差異化をはかる取り組み-国立大学法人化による大学の変化―~事例研究を通じて~ |
内容 | 今日国立大学では、それまでの国立大学に続いてきた歴史を大きく変貌させる変革が余儀なくされている。 2004年に一斉に行われた国立大学法人化は、国立大学の在り方を見直し、未来の国立大学の姿を形作っていく大きな転換点であった。これは、構造改革等の時代の要請のもと実施されたのみならず、日本の科学技術創造立国、知識基盤社会の構築に向けて国立大学の姿を再考する機会であったともいえる。 しかしながら、この法人化により各国立大学は競争的環境に晒されることになった。各大学は、他大学との差異を主張し個性をアピールするよう求められるようになったのだ。私は、国立大学がこの競争的環境の下、どのような形で大学独自の個性化をはかる取組みを行っているのか事例研究を通して明確にしていきたいと考えている。また、法人化から5年が経とうとしている現在、大学にどのような変化が起きているか考察していく。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を最終的に執筆した学生は11人であり、全員が20000字を選択した。 私のゼミは、研究方法として質問紙、インタビューなど実証的な手法を用いて卒論を執筆するということを基本的に義務付けている。そういう意味では、データを取り、何らかの仮説を立て、それを検証するということが必要になる。もちろん、文献による先行研究の検討も十分に行わなければならない。私のゼミの学生は3年次に日本学生政策フォーラムという全国的な学生によるフォーラムでの論文発表とプレゼンテーションが恒例の行事となっているため、3年次にはグループでこのフォーラムへの準備に膨大な時間をかけることになる。フォーラムが終了するのが12月であり、各個人の卒論準備はそれからになるので、文献だけでなく、調査等を実施し、その結果にもとづき卒論を執筆していくには時間が短いかもしれない。しかし、3年次に論文を20000字以上執筆したという経験は卒論執筆に十分役に立つと考えている。 最終的に多くのゼミ生が自分で設定した課題に取り組み、卒業論文を書き終えたことは評価したい。しかし、今年度は多少昨年の論文執筆の経験を生かしきれていない状況が散見された。初年次生ではないので、ある程度は自律的に課題を立てて、自分で時間設定をしながら、研究を進めていくことが求められるが、それが徹底できていなかったことが残念であった。 |
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キーワード1 | 国立大学 |
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キーワード2 | 法人化 |
キーワード3 | 競争 |
キーワード4 | 個性 |
キーワード5 |