学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 在日ブラジル人の教育問題と今後の在り方について-集住都市へのインタビュー調査を通じて- |
内容 | 90年代から急増した日系ブラジル人は、現在日本の各地で生活しており、彼らを取り巻く環境にはさまざまな問題が生じている。 我が国の法律上では、日本に住む外国人への就学義務は保障されていないため、彼らに対する教育の対応は、政府ではなく地方自治体が担ってきた。日本語教育など、いくつかの教育施策が行われているものの、不就学や学習言語の欠如といった問題が起きている。集住地域である自治体の連携により生まれた外国人集住都市会議では、会議でまとめられた提言を政府に送るなど新たな試みも行われている。 私は、外国人集住都市会議に参加する自治体を対象として、そこで行われている教育施策やその問題点をインタビュー調査で明らかにし、さらに在日ブラジル人との教育への認識の違いを比較することで、日本における在日ブラジル人に対する教育を今後どのように取り組んでいくべきなのかを本研究で明示したいと考えている。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を最終的に執筆した学生は11人であり、全員が20000字を選択した。 私のゼミは、研究方法として質問紙、インタビューなど実証的な手法を用いて卒論を執筆するということを基本的に義務付けている。そういう意味では、データを取り、何らかの仮説を立て、それを検証するということが必要になる。もちろん、文献による先行研究の検討も十分に行わなければならない。私のゼミの学生は3年次に日本学生政策フォーラムという全国的な学生によるフォーラムでの論文発表とプレゼンテーションが恒例の行事となっているため、3年次にはグループでこのフォーラムへの準備に膨大な時間をかけることになる。フォーラムが終了するのが12月であり、各個人の卒論準備はそれからになるので、文献だけでなく、調査等を実施し、その結果にもとづき卒論を執筆していくには時間が短いかもしれない。しかし、3年次に論文を20000字以上執筆したという経験は卒論執筆に十分役に立つと考えている。 最終的に多くのゼミ生が自分で設定した課題に取り組み、卒業論文を書き終えたことは評価したい。しかし、今年度は多少昨年の論文執筆の経験を生かしきれていない状況が散見された。初年次生ではないので、ある程度は自律的に課題を立てて、自分で時間設定をしながら、研究を進めていくことが求められるが、それが徹底できていなかったことが残念であった。 |
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キーワード1 | 日系ブラジル人 |
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キーワード2 | 外国人集住都市会議 |
キーワード3 | 日本語教育 |
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