学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 初年次教育におけるキャリア支援の意義 |
内容 | 「キャリア支援」という言葉は、高等教育において使用される場合、就職支援と同義で扱われることが少なくない。しかし、キャリア支援は大学生活全体を通して行われるべきである。そこで、本論文では初年次生を対象にしたキャリア支援について論を展開していきたい。初年次生にキャリア支援を行う役割も担っている初年次教育科目の中で、キャリア支援がどのようにあるべきか、またその重要性について先行研究や調査から模索することが本論文の目的である。 検証方法は、質問紙調査である。初年次教育科目(ファーストイヤーセミナー)にキャリア支援を導入していない社会学部と、初年次教育科目(ビジネス・トピックス)にキャリア支援を導入している商学部の学生に質問紙調査を行い、両者を比較する。その結果を分析することで、初年次にキャリア形成を受けた集団の特長を発見し、そこから初年次教育にキャリア支援を導入することの重要性を説くことにつなげる。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を最終的に執筆した学生は11人であり、全員が20000字を選択した。 私のゼミは、研究方法として質問紙、インタビューなど実証的な手法を用いて卒論を執筆するということを基本的に義務付けている。そういう意味では、データを取り、何らかの仮説を立て、それを検証するということが必要になる。もちろん、文献による先行研究の検討も十分に行わなければならない。私のゼミの学生は3年次に日本学生政策フォーラムという全国的な学生によるフォーラムでの論文発表とプレゼンテーションが恒例の行事となっているため、3年次にはグループでこのフォーラムへの準備に膨大な時間をかけることになる。フォーラムが終了するのが12月であり、各個人の卒論準備はそれからになるので、文献だけでなく、調査等を実施し、その結果にもとづき卒論を執筆していくには時間が短いかもしれない。しかし、3年次に論文を20000字以上執筆したという経験は卒論執筆に十分役に立つと考えている。 最終的に多くのゼミ生が自分で設定した課題に取り組み、卒業論文を書き終えたことは評価したい。しかし、今年度は多少昨年の論文執筆の経験を生かしきれていない状況が散見された。初年次生ではないので、ある程度は自律的に課題を立てて、自分で時間設定をしながら、研究を進めていくことが求められるが、それが徹底できていなかったことが残念であった。 |
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キーワード1 | 初年次教育 |
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キーワード2 | キャリア支援 |
キーワード3 | 同志社大学 |
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