学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 日本におけるホームスクーリングの一考察 |
内容 | 日本において、子どもに「主(しゅ)の教育」を受けさせたいというクリスチャンの親たちがいる。そのため、ホームスクーリングという選択をする親が毎年増えている。本論文はアメリカのホームスクーリングの歴史を踏まえて、実際に日本でホームスクーリングを行っている家族にアンケート調査やインタビューを行いつつ、日本におけるホームスクーリングの現状とホームスクーリングを目指す人々の心境を探った。 ホームスクーリングを行う家族は一緒に過ごす時間が多いだけ、絆が強いということが判明した。疎外感のない社会を形成するには絆の深い家族が必要ではないだろうか。ホームスクーリングは疎外感のない社会を作るための答えのひとつかもしれない。今後の課題として、日本におけるホームスクーリングの法的保障や教育現場、一般社会においてのホームスクーリングへの理解が挙げられる。ホームスクーリングがもっと知られることで、理解は増すだろう。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を最終的に執筆した学生は11人であり、全員が20000字を選択した。 私のゼミは、研究方法として質問紙、インタビューなど実証的な手法を用いて卒論を執筆するということを基本的に義務付けている。そういう意味では、データを取り、何らかの仮説を立て、それを検証するということが必要になる。もちろん、文献による先行研究の検討も十分に行わなければならない。私のゼミの学生は3年次に日本学生政策フォーラムという全国的な学生によるフォーラムでの論文発表とプレゼンテーションが恒例の行事となっているため、3年次にはグループでこのフォーラムへの準備に膨大な時間をかけることになる。フォーラムが終了するのが12月であり、各個人の卒論準備はそれからになるので、文献だけでなく、調査等を実施し、その結果にもとづき卒論を執筆していくには時間が短いかもしれない。しかし、3年次に論文を20000字以上執筆したという経験は卒論執筆に十分役に立つと考えている。 最終的に多くのゼミ生が自分で設定した課題に取り組み、卒業論文を書き終えたことは評価したい。しかし、今年度は多少昨年の論文執筆の経験を生かしきれていない状況が散見された。初年次生ではないので、ある程度は自律的に課題を立てて、自分で時間設定をしながら、研究を進めていくことが求められるが、それが徹底できていなかったことが残念であった。 |
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キーワード1 | ホームスクーリング |
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キーワード2 | 主の教育 |
キーワード3 | クリスチャン |
キーワード4 | 家族の絆 |
キーワード5 | 聖書的な世界観 |