学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 金子 邦秀 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 全国学力・学習状況調査における議論と今後の展望について |
内容 | ゆとり教育を背景とした学力低下問題が国際的な学力調査(学習到達度調査、国際数学・理科教育動向調査)の結果、客観的なデータとして証明されるようになり、これが一つのきっかけとなり、学力向上策へと方向転換が図られるようになり、文部科学省は教育活動の結果を検証・分析するものとして、「全国学力・学習状況調査」を2007年4月から実施することを決定した。しかし、この調査に関しては、悉皆調査の必要性や調査結果の公表のあり方など様々な問題があり、これらの問題をきちんと議論することが必要とされている。近年、国レベルの学力調査の実施が世界的な広がりを見せており、わが国においてもこのような学力調査をすることは教育の発展にとって意義のあることなので、目的や調査方法、結果公表のあり方などの問題点をしっかり吟味し、質の高い調査を行い、そこから得られる客観的なデータを今後の教育政策の構想・立案に有効に活用していく必要があると考えられる。 |
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講評 | 今年の卒論は、全体として、特に優秀でもなく、とくに不可ということもないものが目立った。というのは、それぞれある程度の努力をして、一通りのことは、調べたりしたものの、その地点から一歩前進して、オリジナルな資料に当たったり、実際に体をうごかして調べ照りする面において積極性が不足した。進学しても,就職しても、今後,仕事の中で文章を作成する場面が多々あると思う。自らの考えや主張をきちんと述べるためにも,裏付けとなる根拠を必ず見つけておくよう心がけて欲しい。独創性も結局は日頃からどれだけ幅広い問題意識を持って、世の中を見て行くか、情報に接するかにかかってくる。今後に期待するのみである。 |
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