学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 井上 智義 | 年度 | 2011年度 |
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タイトル | 留学生と日本人学生の友人関係―日本人学生への意識調査をもとに― |
内容 | 本研究では、留学生と日本人学生の交流を活性化させることを目的に、日本人学生68名を対象として、留学生との友人関係やその意識について質問紙調査を行った。留学生と仲良くなるために意識することの度合いを測定し、外国人の友人がいる群といない群での比較を行った結果、外国人友人がいる群の方がいない群よりも「海外の文化に興味を持つ」、「異文化に関する講義を多く受講する」、「どんな人とも分け隔てなく接する」、「留学生の価値観を受け入れる」を重要視していたことが示された。逆に友人のない群はいる群よりも「約束やルールは必ず守る」、「留学生の母語を理解する」を重要視している事が明らかになった。 また実際に留学生の友人がいる人を対象に、留学生との付き合い方を調査したところ、女性の方が男性よりも留学生との密接なふれあいを回避した付き合い方をしている事が示唆された。 |
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講評 | 今年度の卒業論文は、力作揃いで、興味深い研究になっていると評価しています。テーマとしては、留学生と日本人学生の交流に焦点を当てたもの、英語学習方略の個人差に着目したもの、演劇要素を採り入れた日本語教育、外来語と和語・漢語の微妙なニュアンスに注目したもの、障がいのあるきょうだいがいる人の心理的な問題を、絵本を読ませてインタビューするという方法で調査した研究など、すべて各自が、自分の問題意識をもとに取り組んだ研究になっています。 方法としては、質問紙調査によるものが、多かったのですが、そこでも、さまざまな工夫が、見られました。演劇要素を採り入れた日本語教育では、留学生に直接、本人が、演劇指導をするという試みも見られました。いま外来語教育で、着目されているトピックの一つでもあります。ほとんどの学生が、三回生から研究に取り組み、それぞれの成果が、卒業論文にあらわれていると感じています。 |
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キーワード1 | 留学生 |
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キーワード2 | 友人関係 |
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