学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 井上 智義 | 年度 | 2011年度 |
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タイトル | 英語学習における方略・動機・自己効力感の関係―中学生時と大学生時の比較から― |
内容 | 本研究の目的は,日本人学生の英語学習における①中学生時と大学生時間の学習動機および学習方略の差;②自己効力感と学習動機・学習方略・学習領域の重視の関係を明らかにすることである。調査Ⅰでは69名の大学生を対象に質問紙調査を行い,英語学習における学習動機・学習方略(大学生時・中学生時)・重視領域を測定した。調査Ⅱでは65名の大学生を対象にこれらの項目に加え,英語学習に対する自己効力感・中学生時の学習動機を測定した。その結果,学習動機と学習方略の両方で,中学生時と大学生時間において有意差が見られ,異文化交流方略では中学生時から大学生時にかけて使用度の上昇が示された。 また,自己効力感の高低が学習動機・学習方略・学習領域の重視に影響を与えることも明らかになった。長期的・継続的な視点からの学習指導や学習方略の教授の必要性と,発達段階に応じた,自己効力感を上昇させるような授業の重要性が示唆された。 |
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講評 | 今年度の卒業論文は、力作揃いで、興味深い研究になっていると評価しています。テーマとしては、留学生と日本人学生の交流に焦点を当てたもの、英語学習方略の個人差に着目したもの、演劇要素を採り入れた日本語教育、外来語と和語・漢語の微妙なニュアンスに注目したもの、障がいのあるきょうだいがいる人の心理的な問題を、絵本を読ませてインタビューするという方法で調査した研究など、すべて各自が、自分の問題意識をもとに取り組んだ研究になっています。 方法としては、質問紙調査によるものが、多かったのですが、そこでも、さまざまな工夫が、見られました。演劇要素を採り入れた日本語教育では、留学生に直接、本人が、演劇指導をするという試みも見られました。いま外来語教育で、着目されているトピックの一つでもあります。ほとんどの学生が、三回生から研究に取り組み、それぞれの成果が、卒業論文にあらわれていると感じています。 |
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キーワード1 | 英語学習 学習方略 |
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キーワード2 | 学習動機 |
キーワード3 | 自己効力感 |
キーワード4 | |
キーワード5 |