学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 金子 邦秀 | 年度 | 2011年度 |
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タイトル | PISA型読解力を伸ばす読書指導 |
内容 | 学力が高水準であると言われてきた日本は,PISAにおける読解力テストでは,他の先進国に比べ,決して高いと言えない。現在の読書指導は時間をかけて読解を行い,自身の意見を述べる場が少なく,それが読書嫌いの原因にもなっている。それを改善するため,まず読書の導入的指導を行い,本を読む習慣を付けさせる。それから,読書の発展的指導を行なっていく。子どもに1冊の本を読ませ,その内容について遊び感覚で質問していく読書のアニマシオンは,適切な本,作戦を選び,実行しなければならない。ブッククラブは,質問を多く投げかけ,読者同士で本について考えさせる。 しかし,5W1Hの形での問いに日本人は慣れておらず,まず読書指導者にモデリングを行わなければならない。個人で行う多読と批判的読書法も,子どもが本に慣れた段階で教えることが重要である。読書指導を行うには,まず指導者が目的を明確にし,段階的に指導を行なっていく必要がある。 |
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講評 | すべての卒論が金子ゼミの特色である学校教育に関する諸問題を取り扱う卒業論文であった。ある意味では学校教育は各自がこれまで経験をしてきたことがあり、テーマ設定が、よい意味でも悪い意味でも、各自の学校に関する原体験が問題意識として共通にみられた。その意味では、テーマは異なるにしても、相互に深め合うことはできていた。 しかし、その原体験を活かしながら、また、参考文献を活用しながら論点は皆おさえているのだが、そのうえで、独自の論を展開し新たな知見を論じる点が共通してやや不足していた。 9月1日に10000字レポートを提出したときからでも、皆、大きく成長した。 今後、この卒論執筆の経験を活かして、社会人として、自他の意見をまとめたり、各自の主張を的確に伝達する力をなお一層それぞれの活躍の場で身に付ける努力を重ねていってほしい。 |
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キーワード1 | PISA |
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キーワード2 | 読書 |
キーワード3 | 読解力 |
キーワード4 | |
キーワード5 |