学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2011年度 |
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タイトル | これからの女子教育のあり方-母校を研究事例として- |
内容 | 本稿は、社会的に男女平等への意識が高まった1980年代以降の女子校の減少を受けて、女子教育の現状や課題をもとに今後の女子教育のあり方を検証する論文である。 第一章では、日本における女子教育の先行研究から、これまでの別学・共学に関する動き、また女子校の実態を探る。第二章はそれを受けて、二つの研究課題(Ⅰ)「共学校が一般化した現代社会において、女子校の価値はどこにあるのか。」(Ⅱ)「より現代にあった女子教育とはいかなる教育であるか。」を設定する。第三章では、母校を研究事例とした質問紙調査の結果と考察を述べる。在校生、卒業生、教員という3つの視点から、女子教育の存在価値を検証し、これからの女子教育のあり方を考察する。 |
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講評 | 私のゼミでは、3年次に「ISFJ日本政策学生会議」に参加し、政策フォーラムに向けて論文を約3万字書き上げるという経験をしているために、4年生にとっては今回が新たに論文を書く経験ではなかった。しかしこれらのテーマに対する問題意識を持ち論理展開する訓練を行っていたことが、むしろ論文執筆に取り掛かるのが遅くなる要因となった。本来ならば10、11月には一回目の添削を行うところが、ぎりぎりのスケジュールになってしまったのが大変残念であった。スケジュール管理が非常に弱いというのが反省点である。 また、私のゼミの特徴として、自分の問題意識に基づいてデータを集めるということを基本的に義務付けている。4年生は研究方法として質問紙調査、インタビュー、ホームページのデータをもとに分析するなど、データ分析を全員が行った。このように、3年次のゼミで学んだことを活かし、問題意識を明確に持つこと、そしてその問題意識に基づいてデータの収集・分析を行って結論付けていくということが全員出来ていたことは評価したい。特に、質問紙調査やインタビュー調査を行う際には、関係者へのお願いから始まって、最後にまとめた結果を何らかの形で提示することがマナーとして求められる。こうしたマナーは社会人になってからは当然要求される。しかし、社会人として当たり前に求められることが、学生はなかなかできないのも事実である。卒論執筆にあたって、こうした機会を経験できたことは、将来役に立つと期待している。 さらに、学生同士が自発的に互いの論文を添削し合うという行動をとったことは、新しいステップであると感じた。 |
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キーワード1 | 女子教育 |
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キーワード2 | 女子校 |
キーワード3 | 共学校 |
キーワード4 | 男女平等 |
キーワード5 |