学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 井上 智義 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 留学志願者の意識を探る~留学志願者・非志願者の性格・価値観の違いを比較して~ |
内容 | 本研究の目的は、大学生活に関する質問紙調査を通じて、日本人大学生の海外留学を志望する要因を整理し、また志望する者としない者の中でも更にどのようなタイプがいるかを検討するものである。対象は海外派遣留学を間近に控えた63名の日本人大学生と、海外留学そのものを志願しない70名の日本人大学生が選ばれた。質問項目を因子分析にかけた結果、海外への関心・積極的姿勢・社会への関心・人生への期待・国内活動重視の5つの因子が抽出され、分散分析にて留学を志願する要因として国内活動重視以外の4つの項目が当てはまるという仮説が支持された。また親の留学への協力的姿勢も留学志望の要因となることが示された。またクラスター分析にて、両群それぞれで3つのクラスターが抽出されたことから、留学志願者・非志願者の中にも様々なタイプがいることが示され、クラスターによって5つの要因の影響度もそれぞれ異なることが分かった。 |
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講評 | 2012年度の教育文化学科、井上智義ゼミの卒業論文は、テーマとしては異文化理解や外国語の習得、対面コミュニケーションなどの心理学研究であった。大きな枠組みとしてはゼミの研究課題の中に収まっていたものの、独自の発案や工夫がみられる研究が多く、方法論としても私がなるほどと思うようなものまで含まれていた。そういう意味では創造的な研究が多かったといえる。ただ、統計処理の意味が理解できないまま論文を書き進め、厳密には正しくない記述の見られる論文が散見された。また、下書き提出期限ぎりぎりになって、大幅な修正を求められた学生が数人いた。全体としては、興味深い結果が得られた研究が多かったように感じる。多くの論文のレベルは、相当に高いと思われる。 |
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キーワード1 | 海外留学 |
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キーワード2 | 留学志望要因 |
キーワード3 | 日本人大学生 |
キーワード4 | 質問紙調査 |
キーワード5 |