学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 井上 智義 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 日本で成功するバイリンガル教育とは |
内容 | 本論文の目的は日本人がバイリンガルになるためにはどのように小学生に対して英語教育を行っていけばよいのか探ることである。日本で初めてイマージョン教育が取り入れられた加藤学園暁秀初等学校と同志社大学付属で帰国児童と一般児童が共に学ぶ同志社国際学院初等部と帰国児童を対象としたサタデースクールであるDoshisha International Vantage Education(以下、DIVEプログラム)の3つの教育プログラムを例とし、どのような教育を公立学校での外国語活動の時間に行えば香港のように特別な学校に行かなくても公立学校での教育のみでバイリンガルを輩出できるかを、自身の同志社国際学院での講師経験、DIVEプログラムでのティーチングアシスタント経験をもとに探る。結論として、日本人の英語を話す人=外国人、つまり日本人ではないという固定概念をなくし、英語圏の文化に触れ、子どもたちに文化と言語をリンクさせつつ理解させていくことでそれらを払拭し、英語に対する偏見をなくしていくことが重要なのである。 |
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講評 | 2012年度の教育文化学科、井上智義ゼミの卒業論文は、テーマとしては異文化理解や外国語の習得、対面コミュニケーションなどの心理学研究であった。大きな枠組みとしてはゼミの研究課題の中に収まっていたものの、独自の発案や工夫がみられる研究が多く、方法論としても私がなるほどと思うようなものまで含まれていた。そういう意味では創造的な研究が多かったといえる。ただ、統計処理の意味が理解できないまま論文を書き進め、厳密には正しくない記述の見られる論文が散見された。また、下書き提出期限ぎりぎりになって、大幅な修正を求められた学生が数人いた。全体としては、興味深い結果が得られた研究が多かったように感じる。多くの論文のレベルは、相当に高いと思われる。 |
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キーワード1 | イマージョン教育 |
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キーワード2 | バイリンガル教育 |
キーワード3 | インターナショナルスクール |
キーワード4 | 英語 |
キーワード5 |