学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 井上 智義 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 早期英語教育が学習者の英語力および学習動機に与える影響 |
内容 | 本研究の目的は、早期英語教育経験者群(44名)と、早期英語教育未経験者群(50名)間における、英語力および学習動機における差異を明らかにすることである。調査は質問紙調査によって行われた。質問内容は、学習者の英語力を客観的に測るための複数のテスト項目と、英語力を主観的に測る、自身の英語力に関するいくつかの質問項目と、学習動機についての質問項目で構成された。調査の結果、学習者の英語力において、早期英語教育の有無間で、語彙力と作文力に違いがみられることがわかった。両群間で最も差が小さかったのが、読む力であった。また、学習動機においては、早期英語教育経験と性別の間に違いがみられることが分かった。女子においては、早期英語教育経験者の方が未経験者よりも高い学習動機を示した一方、男子においては、早期英語教育経験者が未経験者よりも低い学習動機を示した。 |
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講評 | 2012年度の教育文化学科、井上智義ゼミの卒業論文は、テーマとしては異文化理解や外国語の習得、対面コミュニケーションなどの心理学研究であった。大きな枠組みとしてはゼミの研究課題の中に収まっていたものの、独自の発案や工夫がみられる研究が多く、方法論としても私がなるほどと思うようなものまで含まれていた。そういう意味では創造的な研究が多かったといえる。ただ、統計処理の意味が理解できないまま論文を書き進め、厳密には正しくない記述の見られる論文が散見された。また、下書き提出期限ぎりぎりになって、大幅な修正を求められた学生が数人いた。全体としては、興味深い結果が得られた研究が多かったように感じる。多くの論文のレベルは、相当に高いと思われる。 |
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キーワード1 | 早期英語教育 |
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キーワード2 | 質問紙調査 |
キーワード3 | 英語力 |
キーワード4 | 英語学習動機 |
キーワード5 |