| 学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 梶谷 真也 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 教員における世代間ギャップと現場実態 | ||||
| 内容 | 本論文は、教員の「働き方改革」が進行する中で顕在化した世代間ギャップと労働実態の変化について、文部科学省の統計データと現役教員のインタビュー調査を統合的に分析したものである。 調査の結果、10年前と比較して形式的な残業時間は減少傾向にあるものの、業務総量は変わらず「労働密度」が高まり、教員の精神的負担が増大している実態が明らかになった。特に、数値に表れない「不可視労働」が現場を支えている現状がある。 また、世代間においては価値観の相違による深刻な分断が確認された。効率と私生活を重視する若手に対し、献身性を内面化してきたベテラン層は、若手に過度な配慮(遠慮)をしている。これにより、教職に不可欠な実践知の継承が阻害され、ベテラン層の孤立が深まっている。 結論として、現在の改革は「定量的削減」には一定の成果を上げたが、「定性的改善」には至っていない。今後は単なる時短ではなく、人的リソースの拡充による業務量の適正化や、世代双方向の学び合いを通じた組織てきなつながりの再構築が不可欠であると提言する。 |
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| 講評 | 本論文では,教員の働き方について「時系列的な差」と「世代間の差」というふたつの差に注目しながら議論している点が特徴である.前者については「労働密度の高まり」を,後者については「価値観の相違」をそれぞれキーワードとして挙げている.政策的な取り組みや技術の進歩によって労働密度の高まりを是正させることは可能かもしれない.しかし,価値観の相違にどう対応すればよいだろうか.この点についてもう少し考察を加えてほしかった. |
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| キーワード1 | 世代間ギャップ |
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| キーワード2 | 長時間労働 |
| キーワード3 | 働き方改革 |
| キーワード4 | ICT |
| キーワード5 | ワークライフバランス |