| 学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 崔 紗華 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 日本における女子差別撤廃条約批准の背景 ―1970年―1980年代フェミニズム運動と国際関係からの考察― | ||||
| 内容 | 本研究では、日本における女子差別撤廃条約批准の背景を当時のフェミニズム運動と国際関係から考察する。研究対象時期は、女子差別撤廃条約成立の1970年代から日本の批准までの1980年代である。研究方法は、歴史研究として国会議事録や公文書、新聞記事などの文献を用いる。日本は、1970年代に先進国としての位置を確立しつつあった。一方で、国籍法など制度的な女性差別が残っていた。ベトナム戦争敗北により米国の影響力が揺らぐなかで、日本政府は米国との関係を強化しながら独自の外交政策を行った。日本政府による女子差別撤廃条約の批准は、対米自主的な外交政策の1つである。そして、市民によって行われたフェミニズム運動も締結に影響を与えた。本研究は、国際政治と日本政府の外交政策、そして社会運動という複数の視点から日本政府による女子差別撤廃条約締結の背景を考察する。 |
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| 講評 | 本稿は、1985年に日本政府が女子差別撤廃条約を批准した要因を史的に明らかにしたものである。国際関係史は、「男性中心」の歴史が描かれ、女性がその主な対象として描かれることはほとんどない。本稿は国際関係史研究において等閑視されてきたジェンダーの問題に着目し、戦後日本におけるフェミニズム運動と日本政府の相互作用に着目した。史料の精読と分析、その叙述において、筆者本来の能力が十分に発揮されたとは言えなかったのが残念であるが、国際関係史におけるジェンダーという新しい視点を提供した点において高く評価できる。 |
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| キーワード1 | 女子差別撤廃条約 |
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| キーワード2 | フェミニズム運動 |
| キーワード3 | ウーマン・リブ運動 |
| キーワード4 | 国連外交 |
| キーワード5 | 男女雇用機会均等法 |