| 学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 崔 紗華 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | イギリス東インド会社とアワド王国の衝突の再考 ―支配・被支配関係から考える― | ||||
| 内容 | 本稿の目的は、アワド反乱が 1857 年に起こった原因を史的に明らかにすることである。 アワド反乱とは、インド大反乱の中の一つに括られた反乱であり、ムガル帝国の衰退に伴 って誕生したアワド王国で、イギリス東インド会社軍に対してシパーヒーをはじめとする アワドの人々が行った反乱のことである。ムガル帝国の衰退と共にインドで権力を握るよ うになったイギリス東インド会社が、インド各地を支配するようになった。そして、アワ ド王国を支配する中で、王国で生活する人々のアイデンティティを無視した政策を行った。 それに対して国内で蜂起があり、アワド王国も蜂起に乗じてイギリス東インド会社に対し て立ち上がったことが 1857 年にアワド反乱が発生した理由である。そして本稿の意義は、 インド大反乱の中でも特にアワド反乱に着目し、アワド王国とイギリス東インド会社、両 方の立場から捉え直すという先行研究には無い点にある。 |
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| 講評 | 本稿は、帝国中心史観に基づいた教科書の記述に疑問を抱いたことを出発点に、大英帝国によるインド支配を支配者と被支配者の双方の視点からその支配の意味を明らかにしようと試みた研究である。1857年、インド各地で起きたインド大反乱の中でも、アワド反乱という一つの事例に着目し、その意味を模索した。被支配者の視点に十分な分析がなされていないことによって、本稿の本来の問題関心を十分に明らかにできなかった点が残念であったが、植民地支配に置かれた側の視点を取り入れるという点で新規性があり、研究に対する思いは高く評価できる。 |
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| キーワード1 | アワド反乱 |
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| キーワード2 | アワド王国 |
| キーワード3 | イギリス東インド会社 |
| キーワード4 | シパーヒー |
| キーワード5 | ム ガル帝国 |