卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名宇治郷 毅 年度2012年度
タイトル少年犯罪と教育についての考察
内容 人類と犯罪は歴史的にみて、切り離せないものである。しかし犯罪とはいったいどのような行為を指すのであろうか、本論ではまず、犯罪の定義を行い、その犯罪の有責に関する少年法に焦点を当てる。少年法は2001年に改正され、厳罰化といわれた。なぜ少年法が厳罰化されたかその背景を探る。その背景にあった少年犯罪(特にマスコミ等に取り上げられた重大事件に焦点をあて)の種類や特徴、そして件数の推移を調べていく。次に2000年に岡山県で起きた母親殺害事件を取り上げ、少年の家庭内環境を調査し、その環境と少年の犯罪との因果関係について考察していく。ここでは①家庭の環境-特に母親との親子関係に焦点をあて、それが犯罪を起こした少年にどのような影響を与えたかを心理的に分析し、発達障害、自愛的パーソナリティ障害や、幼児性万能感、自己肯定感について考査し、それらが犯罪を起こす要因になったことについて事例をあげて証明していく。
学校環境では、1998年に北関東で起きた中学1年生による女性教師殺害事件を取り上げて、学校教育、特に「校則」に象徴される規範的期待が生徒に与える影響について考察していく。

人類と犯罪は歴史的にみて、切り離せないものである。しかし犯罪とはいったいどのような行為を指すのであろうか、本論ではまず、犯罪の定義を行い、その犯罪の有責に関する少年法に焦点を当てる。少年法は2001年に改正され、厳罰化といわれた。なぜ少年法が厳罰化されたかその背景を探る。その背景にあった少年犯罪(特にマスコミ等に取り上げられた重大事件に焦点をあて)の種類や特徴、そして件数の推移を調べていく。次に2000年に岡山県で起きた母親殺害事件を取り上げ、少年の家庭内環境を調査し、その環境と少年の犯罪との因果関係について考察していく。ここでは①家庭の環境-特に母親との親子関係に焦点をあて、それが犯罪を起こした少年にどのような影響を与えたかを心理的に分析し、発達障害、自愛的パーソナリティ障害や、幼児性万能感、自己肯定感について考査し、それらが犯罪を起こす要因になったことについて事例をあげて証明していく。
学校環境では、1998年に北関東で起きた中学1年生による女性教師殺害事件を取り上げて、学校教育、特に「校則」に象徴される規範的期待が生徒に与える影響について考察していく。

講評 我国現時点で喫緊の課題である児童虐待及び少年犯罪が、救済、支援、教育、更生の観点から論じられ、その一端を担う児童相談所、少年院などの役割についても事例を挙げながら深く考究していた点が評価できる。
キーワード1 少年犯罪と家庭環境(岡山母親殺しのケース)
キーワード2 少年犯罪と学校教育の関連性
キーワード3 最後の締めくくり方
キーワード4
キーワード5