| 学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 奥井 遼 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | フリースクールと学校をつなぐということ ——質的調査にもとづく連携の課題と可能性—— | ||||
| 内容 | 近年、不登校児童生徒数は増加傾向にあり、2024年度には小中学校合わせて約35万3千人に達した。不登校の関連要因はいじめ、友人・教職員とのトラブル、成績不振、不安・抑うつ、家庭内の不和など、それぞれの生徒によって異なり、一様に捉えることは不可能である(文部科学省 , 2025)。そのため、すべての子どもたちに対して、同じ場所、同じ方法で支援を行うことは難しく、個々の状況に寄り添うという観点から見ても望ましいとはいえない。こうした多様な要因やニーズに応えるため、不登校支援の場は多様化・細分化しており、学校内外で新たな学びの形が模索されつつある。本研究では、フリースクールのスタッフ、子ども、保護者、スクールソーシャルワーカーなど、様々な立場の人々の視点から、フリースクールと学校との連携の実態と課題を多面的に明らかにすることで、子どもたちにとって最適な学びの環境構築に貢献する知見を得ることを目的とする。 |
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| 講評 | 不登校者の数が過去最大を更新し続けている今日、フリースクールの重要性は高まりつつある。ところが、学校との連携が必ずしも機能していないケースも散見され、運営自体が発展途上であるといえる。本稿は、フリースクールに通う子どもたちに対する参与観察、保護者の集まりにおいて得た語り、さらにはスクールソーシャルワーカーへのインタビューといった多角的な事例をもとに、子どもたちへのよりよい支援の形を模索しようとするものである。事例の考察に不十分さが残るものの、重要な課題に切り込んだ意欲作であり、特に、学校やフリースクールで保持している情報がそれぞれ断片的にとどまるという、連携構築上の課題を浮き彫りにしたことは、当領域の今後に関わる本質的な課題の明示という点で評価される。 |
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| キーワード1 | 不登校 |
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| キーワード2 | フリースクール |
| キーワード3 | 学校 |
| キーワード4 | 連携 |
| キーワード5 | スクールソーシャルワーカー |