| 学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 奥井 遼 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 子どもの第三の居場所における「斜めの関係」の必要性 ーオルデンバーグのサードプレイス論を再解釈するー | ||||
| 内容 | 教会での学習サポートやオンラインフリースクールにおける長期のフィールドワークをもとに、エピソード記述し、子どもたちにとっての「第三の居場所」を再定義する。これまで子どもたちの第三の居場所について、レイ・オルデンバーグ(1989)の「サードプレイス」という概念をもとに論じられることが多かった。しかし、オルデンバーグ自身、子どものサードプレイスについて詳細を述べたことはなく、オルデンバーグのサードプレイスと子どもたちの第三の居場所の間にはズレがあり、子どもたちの第三の居場所を語る上で完全に対応しているとはいえない。本稿では、オルデンバーグのサードプレイス論に加え、サードプレイス論では補えない条件に、新たに「斜めの関係」が重要なキーであることを指摘した。一方で、オンラインの場では、オルデンバーグのサードプレイス論は成り立ちにくい上、「斜めの関係」の構築も難しいことが明らかになった。 |
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| 講評 | 今日広く展開されている「子ども居場所事業」であるが、その理論的根拠として、「第三の居場所」を論じたオルデンバーグがしばしば参照される。ところが筆者は、オルデンバーグの理論が子どもではなく大人を対象としたものであることに立ち返る。その上で、子どもにおける居場所を理解するためには概念的な補足、すなわち子どもに安心感や帰属感を与えるであろう何らかの特質を見定める必要があると論じる。筆者によれば、それが「斜めの関係」である。この着想をもとに、本稿では、複数の居場所事業での継続的なフィールドワークをもとに、子どもたちに対する現場ごとのスタッフの働きかけを記述し、「斜めの関係」の機能(あるいは機能的な不足面)の具体的な諸相を明らかにした。 |
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| キーワード1 | 斜めの関係 |
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| キーワード2 | サードプレイス |
| キーワード3 | フリースクール |
| キーワード4 | オンライン |
| キーワード5 | 不登校 |