| 学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 奥井 遼 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | おもてなしとホスピタリティの文化的差異 ―日本とカナダにおけるレストラン実務の経験から― | ||||
| 内容 | 日本の「おもてなし」と海外の「ホスピタリティ」について、同義語として扱われていることも多いが、近年、日本国内外でおもてなしの独自性について関心が高まっている。本研究では、おもてなしとホスピタリティに関して、日本とカナダのレストランでフィールドワークを実施し、どのようなサービス行動が評価されるかを観察した。 分析の結果、日本では、おもてなしの中で顧客が「大切に取り扱われてること」や「もてなされてること」が評価され、カナダでは顧客が食事の時間を「楽しめていること」に焦点が当てられていた。これらの評価の違いにはそれぞれの文化圏でのコミュニケーションの中で文脈や状況などの非言語要素にどれほど依存しているかを示す「コンテクスト文化」が関係しており、状況から「察する」ことが求められる高コンテクスト文化と位置付けられる日本と、「対話」の中で顧客のニーズをつかむ低コンテクスト文化のカナダでサービスの中で価値が置かれる要素が異なることが分かった。 |
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| 講評 | 日本のレストランにおいてウエイター経験を重ね、よりよい「おもてなし」のあり方を実践的に模索してきた筆者が、留学の機会を活かしてカナダでもレストランのウエイターを務め、これらの経験をもとにサービスの本質を捉えようとする論考である。「コンテクスト」に対する感度が両社会において異なることを前提として、それぞれの店舗におけるサービスの事例が紹介される。やや大局的な比較に終始するきらいはあるものの、実例をもとにした具体的な考察が展開される。 |
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| キーワード1 | おもてなし |
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| キーワード2 | ホスピタリティ |
| キーワード3 | コンテクスト文化 |
| キーワード4 | コミュニケーション |
| キーワード5 | サービス行動 |