卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名越水 雄二 年度2025年度
タイトル人間の不完全さが求める教育の課題
内容 本論文では、AIが急速に発展し利用率が高まっている現代において、「人間らしさ」の本質を「不完全さ」と定義づける。そして、その受容と育成において重要な教育の役割を明らかにする。
 第1章では、キルケゴールやサルトルの哲学的考察から、人間の「不完全さ」を「合理性の超越」「未決定性」「変動性」という三側面に定義し、これが葛藤の原因であると同時に、創造性と可能性の源泉であることを論じる。
 第2章では、この「不完全さ」を育むための教育と、目指すべき教育の方向性が自己の選択の責任と、他者の不完全さへの寛容性であることを論じる。
 第3章では、現状の教育システムが抱える集団主義と保守性という二つの課題を分析する。そして解決に向けた施策について論じる。
講評 筆者はアリストテレス、キルケゴール、サルトルなどの著作に親しんで人間形成にをめぐる思索を深めてきました。その成果に基づいて人間性に関する独自の定義を試み、人工知能の利用が普及する時代の教育の課題を探ったタイムリーな研究です。
キーワード1 教育
キーワード2 AI
キーワード3 哲学
キーワード4 人間らしさ
キーワード5 不完全さ