| 学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 樋口 純平 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 代替される表現者たち ーカナダのアニメーション産業にみるAI進出と浸食ー | ||||
| 内容 | 本論文は、近年の技術革新に伴うAIの発展が、特定の産業にどのような影響を与えるかについて論じたものである。特にカナダのアニメーション産業に焦点を当て、AIの導入が雇用構造と創造的スキルに与える影響を多角的に分析したものである。生成AIの進化により、反復的作業は自動化され、アニメーターの労働構造が著しく変化した。一方で、AIによる効率化の裏では、若手アニメーターが経験を積む機会の減少や「仕事の意義」の喪失といった課題も生じている。カナダ統計局やOECDの調査から、AIの普及が進むほど、社会的・創造的スキルの重要性が高まっており、人間独自の表現や演出が再評価されつつある。現地アニメーターへのインタビューでは、「AIは脅威ではなく共創のツール」であるという認識が多く見られた。AIが作業を代替する一方、人間はより構想的・感情的な領域を担うようになり、創造性の定義自体が再構築されている。今後はAIを活用した教育の整備や、AIと人間の協働を確立することが重要なカギとなる。 |
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| 講評 | 海外のアニメーション産業におけるAI導入の影響という,ユニークなテーマに取り組んだ。分析では,AIの普及にともなう仕事とスキルの変容が現地のアニメーターへのインタビューをもとに描かれており,なかなか本格的である。著者らしい伸び伸びとした書きぶりが,読者を楽しませる作品である。 |
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| キーワード1 | AI |
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| キーワード2 | カナダ |
| キーワード3 | アニメーション産業 |
| キーワード4 | 代替 |
| キーワード5 | 創造性 |