| 学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 樋口 純平 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | アフリカにおける雇用構造の固定化 —「中間」の欠如と貧困の世代間連鎖— | ||||
| 内容 | 本論文はサハラ以南のアフリカ(以下アフリカ)において、安定した雇用が育たず、労働市場がフォーマルセクターとインフォーマルセクターに二極化したまま固定化されている要因を解明することを目的とする。まず歴史的背景として、輸入代替工業化や構造調整政策による「早すぎる脱工業化」が製造業の未発達を招き、雇用の受け皿となる中間が欠如した産業構造を分析する。次に供給サイドである教育面においては、近年の就学率向上に対し「質」の改善が伴わず、労働市場で求められる人的資本が蓄積されていない現状を指摘する。さらにタンザニアの現職教員へのインタビュー調査を通じ、過密な教室環境や貧困が教育機会を阻害し、また学校教育と企業のニーズにも決定的なミスマッチが生じている実態を明らかにした。以上の分析から、インフラ整備と広域経済圏形成による労働需要の拡大、教育環境の抜本的改善による人的資本の蓄積、採用方針転換によるミスマッチ解消の三点への同時並行的なアプローチこそが、インフォーマルセクターへの固定化とそれに伴う貧困の世代間連鎖を断ち切るために不可欠であると結論づける。 |
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| 講評 | 構想段階から迷走を続けた著者の卒業論文は,実際に世界中をめぐり歩いた「旅の終着点」とも言えるアフリカの雇用問題に辿り着いた。特定の文献に集中的に依拠してはいるが,タンザニアで出会ったアフリカ人教師へのインタビューが本稿全体を引き締めている。著者にしか書けないであろう,好論文である。 |
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| キーワード1 | アフリカ |
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| キーワード2 | フォーマルセクター |
| キーワード3 | インフォーマルセクター |
| キーワード4 | 中間の欠如 |
| キーワード5 | 貧困 |