| 学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 上田 眞士 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 日本企業の内部留保の実態と社会的活用に関する研究 | ||||
| 内容 | 本研究の目的は、日本企業の内部留保を会計学的・経済学的観点から整理し、その実態と背景を明らかにした上で、内部留保の社会的活用可能性について検討することである。具体的には、(1)内部留保の概念整理と誤解の解消、(2)法人企業統計を用いた長期的推移の分析、(3)内部留保が企業行動(設備投資・賃金・金融資産保有等)に与えてきた影響の考察、(4)内部留保増加の原因分析(5)内部留保の適正水準と政策的活用のあり方の検討という5点を軸とする。 とくに公的部門を志望する立場から、内部留保を企業と社会双方にとってより望ましい形で循環させる制度設計を重視する。内部留保は企業財務の安全性を支える重要な資金であるが、過度に蓄積された場合、賃金停滞や投資不足を通じて経済全体の活力を失わせる危険性がある。したがって、内部留保の「守りの側面」と「社会的資源としての側面」の双方を踏まえ、その適切なバランスを探ることが必要である。そして、内部留保の実態を多角的に捉え、その社会的意義と政策的課題を明らかにすることで、日本企業の財務行動をめぐる議論の深化に貢献することを目的とする。 |
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| 講評 | 卒論執筆に当たって,一番大事にして貰いたい点。それは「わかりたい」という気持ち,「理解する」という作業を一番大切にして欲しいということです。そして,そのためには,貪欲に読書することが必要だということです。曖昧模糊としていた問題意識も鮮明にすることになりますし,課題の掘り下げも深まることになります。本論文の日本企業の内部留保の実態に関する研究は,企業財務への複雑な実務知識が要求される難度の高い課題だったと思います。内部留保の社会的に有益な活用の方策へと考察を展開している点も,良い研究であったと考えています。 |
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| キーワード1 | 利益留保 |
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| キーワード2 | 資金留保 |
| キーワード3 | 労働分配率 |
| キーワード4 | 危機意識 |
| キーワード5 |