| 学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 上田 眞士 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 同一労働同一賃金の実効性に関する日欧比較 | ||||
| 内容 | 本研究は、日本で2020年(中小企業は2021年)に本格施行された「同一労働同一賃金」が、理念どおりに待遇格差の是正につながりにくい理由を、日欧比較を通じて明らかにすることを目的とする。欧州ではジョブ型雇用を前提に、職務評価による「仕事の価値」の可視化や、労働協約、賃金透明性、仮想比較対象者の活用によって制度の実効性が支えられてきた。一方、日本ではメンバーシップ型雇用の下で賃金決定基準が不明確になりやすく、最高裁判例においても抽象的要素が合理的理由として重視されることで、制度が不合理な待遇差の禁止にとどまる限界がみられる。以上を踏まえ、本研究は賃金透明性や職務評価、立証責任の見直し、平均賃金レビュー(EPR)等を組み合わせた「日本型ハイブリッド」への転換可能性を考察する。 |
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| 講評 | 卒論執筆に当たって,一番大事にして貰いたい点。それは「わかりたい」という気持ち,「理解する」という作業を一番大切にして欲しいということです。そして,そのためには,貪欲に読書することが必要だということです。曖昧模糊としていた問題意識も鮮明にすることになりますし,課題の掘り下げも深まることになります。本論文の同一労働同一賃金に関する比較研究は,今日の日本の雇用社会における最もホットな課題の一つに正面から取り組んだ,良い研究だと考えています。理念的な把握に止まらず,具体的な改善策に切り込んでいる点が,大きな長所だと思います。 |
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| キーワード1 | 同一労働同一賃金 |
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| キーワード2 | ジョブ型雇用 |
| キーワード3 | メンバーシップ型雇用 |
| キーワード4 | 職務評価 |
| キーワード5 | 賃金透明性 |