| 学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 上田 眞士 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | M&Aによる労働条件への影響の分析 | ||||
| 内容 | 本論文では、合併や買収などの組織再編が従業員の労働条件に与える影響と、それらの問題点を踏まえたうえで、合併や買収の後にどのような制度設計をすることが望ましいのかを考察した。 まず、合併や買収の類型や法的枠組みを整理したうえで、組織再編時の人事制度の統合方法、賃金の変化や退職行動について先行研究をもとに分析を行った。その結果、人事制度や賃金水準をはじめとする労働条件に変化が生じる可能性があることが分かった。合併や会社分割、株式取得では労働条件がある程度維持されるが、事業譲渡では法制度の関係から労働条件に与えられる影響が大きいことが指摘される。またМ&Aの方式に限らず、従業員に抵抗が生じることなども明らかになった。 合併についての制度設計については、対等性を前提とした組織間の活発な人材交流や制度の統合が重要であると推察できる。一方で、買収についてはデータの不足から問題点について述べるにとどまり、今後のより具体的な調査が求められるというような結果となった。 |
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| 講評 | 卒論執筆に当たって,一番大事にして貰いたい点。それは「わかりたい」という気持ち,「理解する」という作業を一番大切にして欲しいということです。そして,そのためには,貪欲に読書することが必要だということです。曖昧模糊としていた問題意識も鮮明にすることになりますし,課題の掘り下げも深まることになります。本論文のM&Aが労働条件に及ぼす影響の研究は,難しい課題に果敢に挑戦した点が,とても良いと考えています。企業法務に関する複雑な実務知識が求められ,それに粘り強く取り組んだものと評価しています。 |
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| キーワード1 | 合併 |
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| キーワード2 | 会社分割 |
| キーワード3 | 事業譲渡 |
| キーワード4 | 株式取得 |
| キーワード5 | 持株会社制度 |