| 学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 上田 眞士 | 年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイトル | パワーハラスメントの現状と国際比較 | ||||
| 内容 | 本論文は、職場におけるパワーハラスメントをめぐる現状と法制度の課題を明らかにすることを目的とする。まず、労働施策総合推進法に基づくパワーハラスメントの定義と法定三要素、厚生労働省指針による六類型を整理し、相談件数の推移や裁判例を通じて、その発生状況と変遷を分析した。その結果、パワーハラスメントは個人の問題ではなく、企業間競争の激化や雇用形態の多様化、指導と称した行為を許容してきた職場文化など、構造的要因が重要となっていることが確認された。次に、EU諸国、ベルギーおよびフランスの制度を取り上げ、日本との国際比較を行った。EUでは結果重視の定義に基づき、被害者救済や第三者機関の関与、刑事罰を含む強い抑止力が制度化されている点に特徴がある。これらを踏まえ、日本においては、現行の防止措置義務を基盤としつつ、集団的排除への対応や人権侵害としての認識を強化すること、そして実効性の高い制度設計が求められることを示した。 |
|---|
| 講評 | 卒論執筆に当たって,一番大事にして貰いたい点。それは「わかりたい」という気持ち,「理解する」という作業を一番大切にして欲しいということです。そして,そのためには,貪欲に読書することが必要だということです。曖昧模糊としていた問題意識も鮮明にすることになりますし,課題の掘り下げも深まることになります。本論文のパワーハラスメントの現状に関する研究は,環境要因,職場文化の問題,国際比較と多面的に考察しており,好感の持てる研究となっていると思いました。 |
|---|
| キーワード1 | パワーハラスメント防止法 |
|---|---|
| キーワード2 | 法定三要素 |
| キーワード3 | フランス |
| キーワード4 | ベルギー |
| キーワード5 |