卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名三山 雅子 年度2025年度
タイトル教育格差
内容  本論文は自身が就活において実感した「選考の各段階において大学卒業に至るまでの教育で培ってきた知識や能力があることが学生には求められる」ことを踏まえ、大学に至るまでの教育、とりわけ教育格差に焦点を当てた。この目的を達成するために本研究は、複数の先行研究やデータから教育格差の実態や様々な要因を調査した。
 その結果、教育格差には世帯収入の差、教育資源の差、周囲のロールモデルの多様性など様々な要素が原因となっていることが分かった。また、政府や企業が取り組んでいる教育に関する政策や施策についても調べた。以上の分析を踏まえ、これからの教育格差是正策は、学校教育で生徒に求める学習レベルの基準値を上げること、子供たちが将来の選択肢として多様な考えを持つことができる状態にするために定期的に行う多様なロールモデルの提供、そして大規模な学校と小規模な学校の子供たちがグループワークをできるような授業を取り入れていくことが重要になってくると考える。
 本研究は以上のような内容から、これからの教育格差是正の施策を考えていくうえで、ICT環境の更なる活用が必要であることを指摘したが、この点が既存研究にはない本研究の新たな成果である。
 
講評  時間をかけて日本の教育格差という自己の興味関心に向き合った卒論らしい卒論である。分析は先行研究に負うところが多い。けれどもやはりZ 世代の分析らしく、分析の思考対象をICTを利用した教育実践にまで広げることによって、旧来とは異なる格差解消のツールを発見している。
キーワード1 教育格差
キーワード2 SES(社会経済的地位)
キーワード3 環境要因
キーワード4 ロールモデル
キーワード5 ICT