卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名佐伯 順子 年度2025年度
タイトルテレビドラマにおける女性像の再構築と受容の在り方ーTBS火曜ドラマの事例分析からー
内容 本論文は、日本社会における女性像の変容を背景に、テレビドラマがどのような女性像を提示し、どのように受け取られてきたのかを検討するものである。
ジェンダーおよびメディア研究の理論を踏まえ、女性の労働参加や家族観の変化、政策・社会運動といった社会的文脈を整理した上で、
2014年以降のTBS火曜ドラマ枠を事例として分析を行った。分析にあたっては、複数作品に描かれるヒロイン像を比較し、
職業的自立や感情表現、対人関係の描かれ方に着目することで、物語に内在する価値観を読み解いた。
あわせて、恋愛や結婚をめぐる描写も検討対象とし、女性の生き方がどのように位置づけられているのかを考察した。
さらに、視聴者コメントからドラマ表象がどのように解釈・評価されているのかを検討することで、表象と受容の関係を捉えた。
テレビドラマは多様な女性の生き方を描きつつも、新たな規範を伴いながら女性像を再構築していることを結論とする。
講評 テレビドラマにみる女性表象を、TBSの火曜ドラマを事例として分析し、ジェンダー論の観点から研究した。これまでに日本で放送されたドラマは無数にあるが、研究対象とするドラマの放送局と放送枠を限定したことで、印象論やドラマ批評にならず、ケーススタディとしての実証的研究が可能になった。ドラマ自体の内容分析とともに、視聴者のコメントをあわせて考察することで、受け手研究も含めたドラマ研究としての成果を上げている点が評価に値する。
キーワード1 メディア
キーワード2 ジェンダー
キーワード3 テレビドラマ
キーワード4 女性像
キーワード5 視聴者受容