| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 佐伯 順子 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 『Sex and the City』における ポストフェミニズム的女性表象の変容 ー『And Just Like That』との比較分析ー | ||||
| 内容 | 本研究は、『Sex and the City』(SATC)とその続編『And Just Like That…』(AJLT)を対象に、女性表象がどのように変化してきたのかを検討する。特にポストフェミニズムの理論枠組みを用い、女性の主体性・選択の語りの背後に潜む社会規範を読み解く。Gill(2007)のポストフェミニズム的感性を参照し、年齢、仕事、恋愛という三つの領域において、自己監視や自己改善を求められる女性像がどのように描かれてきたのか、またそれらが個人責任化の言説とどのように結びついているのかをシーン分析によって明らかにした。 SATCでは若さ、美、成功を個人の努力として管理する規範が強く働いていたのに対し、AJLTでは多様性や加齢の経験が可視化されている。しかし一方で、外見や選択をめぐる規律は依然として作用しており、規範が形を変え持続している。本研究は、変化と継続が併存する女性表象の現代的特徴を示す。 |
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| 講評 | アメリカのドラマを、ポストフェミニズムの理論的枠組みを用い、かつ二つのドラマを比較することで、時代の変化に伴う、表象上、現実上の女性像の変化を明らかにした点に本論文の意義がある。日本でも一定の関心を集めたドラマを分析対象とすることで、日本の女性史を考える上での参考にもなる論文である。 |
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| キーワード1 | 女性表象 |
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| キーワード2 | ポストフェミニズム |
| キーワード3 | 自己監視 |
| キーワード4 | 個人責任化 |
| キーワード5 | 社会規範 |