| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 水出 幸輝 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | ラジオの親密性は映像によってどう変化するのか ―オールナイトニッポンの分析を通してー | ||||
| 内容 | 本研究は『オールナイトニッポン0』を事例に、映像生配信がラジオの視聴体験やリスナーと番組の関係性に与える影響を検討した。分析の結果、ラジオの親密性を単に強化するものではなく、その質を変化させていることが分かった。 最も大きな変化は、CM中の時間が、舞台裏を共有する時間として可視化されたことだ。リスナーが空間に居合わせている感覚を抱きやすくなることで、環境としてのラジオを維持したまま、応援行動を促すような新たな視聴体験を生み出している。実際、CM中に投げ銭システムでの応援行動の活発化が確認された。一方、パーソナリティ側には見られていることへの緊張が生じ、ラジオ本来の無防備さが失われ、心理的距離が生じる懸念も考えられる。また、配信画面を広告空間として活用し、番組空間の一部として映し続ける手法は、番組やパーソナリティへの愛着を前提としたラジオの広告を、映像によって拡張したものだといえる。 |
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| 講評 | 本稿は、ラジオの映像配信を親密性という観点に着目しながら論じたものである。映像化が進むことで、その性質はどのように変化しているのか、「オールナイトニッポン」を事例として検討しようとした。問題設定自体は興味深く、現代のメディア経験を捉えかえす意欲を評価できる。一方で、親密性という概念の整理や分析枠組みが十分に定まらないまま議論が展開されており、そのことで、分析も事例の記述的整理にとどまっている。研究の手続きを丁寧に組み立てることができれば、議論をより深めることができると考えられる。 |
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| キーワード1 | 深夜ラジオ |
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| キーワード2 | 映像配信 |
| キーワード3 | カプセル人間論 |
| キーワード4 | 広告 |
| キーワード5 |