| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 水出 幸輝 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 朗読劇の「台本」 ―リーディングライブとリーディングシネマの比較― | ||||
| 内容 | 本稿では、朗読劇から派生した形式であるリーディングライブとリーディングシネマにおける「台本」の役割を比較・分析した。リーディングライブは、演者が台本を手に舞台上を移動しつつ朗読する舞台形式の朗読劇であり、リーディングシネマは、朗読劇の形式を映像作品として撮影・編集したものである。いずれも出演者は声優のみである。それぞれのジャンルの代表例として「魔法の呪文はガン・マビ・レーテ」(2022年)と「サイバーパンク・ラブストーリー」(2023年)を対象に、台本の使用状況に着目した質的・量的調査を行った。その結果、リーディングライブでは、台本が主に朗読のための道具として機能することで、朗読劇という形式を可視化する記号となっていることが明らかになった。一方、リーディングシネマでは、映像化によって映画的性格が強まり、映画的な身体演技と声優の声の演技とのズレを台本が補うことで、声優の演技表現が拡張されていることが示された。 |
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| 講評 | 本稿は、「演者が「台本」を持ち続ける」という特殊な設定を備えた舞台演劇と映画作品を比較検討したものである。分析対象となる作品は「朗読劇から派生した」ものであるが、筆者が膨大な時間をかけて取り組んだ映像分析に基づけば、舞台と映画ではそれぞれの「台本」の役割が大きく異なっていることがわかる。研究対象として魅力的な題材を設定できただけでなく、実直な調査に基づいて組み立てられた労作と評価できる。 |
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| キーワード1 | 朗読劇 |
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| キーワード2 | 台本 |
| キーワード3 | 記号論 |
| キーワード4 | リーディングライブ |
| キーワード5 | リーディングシネマ |