| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 水出 幸輝 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 伝統派空手道における形の変遷と教本の機能 | ||||
| 内容 | 本研究は、空手の形における変遷に着目し、教本と模範動画という二つのメディアを比較することで、形の近代化過程にある課題を明らかにすることを目的とする。近代以降、空手は競技化を背景に、形の標準化を進めてきた。その中心的な手段として用いられてきたのが教本である。教本には理想的な形が書かれている一方、静止した情報に依存するため、動作の連続性や力の伝達、緩急といった要素を十分に表現することが難しい。2018年に模範動画が登場した。模範動画は動きを視覚的に提示できるものの、一連の流れになることで教本に示された挙動とズレが発生しており、標準を規定するメディアとして課題がある。本研究では、全空連が出版した複数の教本および映像資料を分析し、両メディアが抱える限界を検討した。これにより、空手が近代化を志向しつつも、完全には近代スポーツ化されない現状を指摘し、武道としての特質と教本の機能について明らかにした。 |
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| 講評 | 本稿は、空手の形をメディア研究として論じたものである。そのためにプリントメディアである教本と映像メディアである模範動画を比較検討した。教本と模範動画で確認可能な情報には大きな差異が存在する。その差異がどのようなものであるのか、また、こうしたメディアの展開が空手の歴史においてどのような意味をもつと考えられるのか。筆者が競技者であることを活かし、議論を展開することができた。 |
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| キーワード1 | 教本 |
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| キーワード2 | 映像 |
| キーワード3 | 伝統 |
| キーワード4 | 競技 |
| キーワード5 | 合理化 |