| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 小黒 純 | 年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイトル | 2010 年代少年漫画作品の主人公に おけるジェンダー表現の使用傾向 ——『鬼滅の刃』、『僕のヒーローア カデミア』主人公の台詞の文末表現 分析から—— | ||||
| 内容 | 本論文は、2010年代の少年漫画における主人公のジェンダー表現の特徴を明らかにすることを目的とし、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎と『僕のヒーローアカデミア』の緑谷出久の台詞の文末表現を分析した研究である。有泉(2013)および布施(2023)のジェンダー識別分類を基に、単行本1〜5巻の発話を抽出・分類し、1970〜2000年代作品との比較も行った。分析の結果、両主人公とも男性語を基盤としながら、排他的男性形式はほぼ用いられず、低特異男性形式が中心であることが明らかとなった。『鬼滅の刃』の主人公は高特異男性形式を多用し、判断や行動を即座に言語化する実践的・行動志向型の男性像を示す一方、『僕のヒーローアカデミア』の主人公は女性語や中性語を一定程度用い、内省的で対話志向的な男性像を構築している。以上より、2010年代の少年漫画主人公は、攻撃的男性性から距離を取りつつ、多様な男性像を言語的に表現していることが示された。 |
|---|
| 講評 | 以下の諸点を確認したところ、いずれも適切に示されている。 1)序論;研究背景、研究テーマ、先行研究の紹介と批判的検討、研究目的、研究方法 2)本論;研究結果、考察 3)結論;結論、限界と今後の課題 4)注釈と引用文献 本論部分では自らデータを収集し、分析を試みている。得られたデータは価値が高いものである。 生成AIの用い方も適切である。 完成までのプロセスとして複数回、草案を提出し、指導教員の指導を受けている。 以上のことから、メディア学科の卒論として高い水準の論文となっている。 |
|---|
| キーワード1 | 漫画 |
|---|---|
| キーワード2 | ジェンダー |
| キーワード3 | 文末表現 |
| キーワード4 | 言語的ジェンダー表現 |
| キーワード5 | 男性らしさ |