| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 小黒 純 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 医療ドラマにおける行動特性の分析 ―『ドクターX』と『TOKYO MER』が描く主人公像の比較― | ||||
| 内容 | 本研究は、2012年7月以降の日本の医療ドラマにおける主人公像を、行動特性の観点から構造的に明らかにすることを目的とした。分析対象として『ドクターX』と『TOKYO MER』を選定し、6つの行動特性コードを用いてシーン単位で定量・文脈分析を行った。分析の結果、主人公像は偶発的演出ではなく、反復される行動特性の構成によって安定的に形成されていることが確認された。『ドクターX』の大門未知子は、「自己決定性」「信念の貫徹」「遂行力」が82%を占め、個の判断と責任による完結型の救命が中心的原理として描かれていた。一方、『TOKYO MER』の喜多見幸太は、「協働性」「共感的態度」「相互信頼性」が74%を占め、多職種連携を基盤とした協働型の救命構造が特徴であった。両者は「命最優先」という倫理を共有しつつも、その実践は、前者が垂直的・技術完結型、後者が水平的・網羅型という異なる医師像として描かれている。本研究は、現代医療ドラマにおいて理想の医師像が複数の行動原理として提示されていることを示した。 |
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| 講評 | 以下の諸点を確認したところ、いずれも適切に示されている。 1)序論;研究背景、研究テーマ、先行研究の紹介と批判的検討、研究目的、研究方法 2)本論;研究結果、考察 3)結論;結論、限界と今後の課題 4)注釈と引用文献 本論部分では自らデータを収集し、分析を試みている。得られたデータは価値が高いものである。 生成AIの用い方も適切である。 完成までのプロセスとして複数回、草案を提出し、指導教員の指導を受けている。 以上のことから、メディア学科の卒論として高い水準の論文となっている。 |
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| キーワード1 | 医療ドラマ |
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| キーワード2 | 主人公 |
| キーワード3 | 行動特性 |
| キーワード4 | チーム医療 |
| キーワード5 |