| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 小黒 純 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 「月経衛生デー」を活用したフェムテック企業の発信戦略 ―Bé-Aとlimerimeのキャンペーン事例分析― | ||||
| 内容 | 本研究は、長年タブー視されてきた生理を巡る発信が活発化する中、国際的な記念日「月 経衛生デー」を活用する国内企業のコミュニケーション戦略を分析したものである。ベンチ ャー系フェムテック企業2事例(Bé-A、limerime)の比較と、大手メーカーの戦略との対 比を通じて、その構造的差異と意義、課題を明らかにした。 分析の結果、ベンチャー企業の戦略は対照的な構造を持つことが分かった。Bé-Aは生理 を「グローバル課題」と捉え、製品購入をエチオピア支援に直結させる即時的なアクション を促した。 一方、limerimeは「ドメスティック課題」として、SNSや対面配布を通じた国 内の対話促進と意識改革を目指した。 また、大手メーカーがインフラを活用した「長期継 続型」であるのに対し、ベンチャー企業は記念日を導火線とする「短期集中型」の戦略をと るという類型化も示された。 しかし、フィールドワークを通じた分析では、短期集中型の発信は既存の関心層に留まり やすく、新規層への広がりに欠けるといった実行上の脆弱性も浮き彫りとなった。 生理を 「日常的なテーマ」へと転換するためには、一過性のキャンペーンに留まらない持続性の確 保と、非当事者層を巻き込むインクルーシブな視点が今後の課題である。 |
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| 講評 | 以下の諸点を確認したところ、いずれも適切に示されている。 1)序論;研究背景、研究テーマ、先行研究の紹介と批判的検討、研究目的、研究方法 2)本論;研究結果、考察 3)結論;結論、限界と今後の課題 4)注釈と引用文献 本論部分では自らデータを収集し、分析を試みている。得られたデータは価値が高いものである。 生成AIの用い方も適切である。 完成までのプロセスとして複数回、草案を提出し、指導教員の指導を受けている。 以上のことから、メディア学科の卒論として高い水準の論文となっている。 |
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| キーワード1 | 生理・月経 |
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| キーワード2 | キャンペーン |
| キーワード3 | フェムテック |
| キーワード4 | 「月経衛生デー」 |
| キーワード5 |