| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 勝野 宏史 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 大学生の恋愛におけるSNS・メッセージアプリ活用:心理的距離と感情表出の役割 | ||||
| 内容 | 本研究は、大学生の恋愛においてSNSやメッセージアプリが果たす役割を、心理的距離と感情表出の観点から明らかにすることを目的としている。近年SNSの普及により、恋愛の始まりやアプローチ方法は変化し、対面での交流だけでなく、「いいね」やコメント、DM、LINEといったオンライン上のやり取りが恋愛関係形成の重要な契機となっている。本研究では、大学生を対象としたアンケート調査と半構造化インタビュー調査を実施し、恋愛行動の実態とその心理的背景を分析した。その結果、SNSは気軽に連絡が取れ、相手を知りやすく心理的距離を縮める利点を持つ一方、既読機能や返信の遅れなどが、不安や誤解、感情の揺れを生む要因にもなっていることが確認された。また、恋愛を生活の中心に置かない価値観が広がる中でも、SNSは恋愛関係の形成・維持において重要な基盤となっている。以上より、現代の大学生の恋愛は、SNSを通じて利便性と心理的負担の両面を併せ持ちながら新たな形へと再構築されているといえる。 |
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| 講評 | 本研究は、大学生の恋愛におけるSNSやメッセージアプリの役割を、心理的距離と感情表出の観点から検討した点で現代的意義がある。恋愛関係に至るまでのプロセスに着目した点も興味深い。また、アンケートおよび半構造化インタビューを通じて、対面での交流に加え「いいね」やDM、LINEといったオンライン上のやり取りが関係形成の契機となっている実態を明らかにした点も評価できる。SNSが心理的距離を縮める利点を持つ一方、既読機能や返信速度が不安や誤解を生むという両義性を示した分析もバランスが取れており、説得力がある。また、恋愛を生活の中心に置かない価値観の広がりの中でも、SNSが関係維持の基盤となっている点を指摘したことは重要である。一方で、具体的なコミュニケーション事例をさらに詳細に検討すれば、感情の揺れが生じるメカニズムはより明確になっただろう。 |
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| キーワード1 | 大学生 |
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| キーワード2 | 恋愛 |
| キーワード3 | SNS |
| キーワード4 | メッセージアプリ |
| キーワード5 | アプローチ |